一覧に戻る

ペットも健康診断を受けた方が良いですか?

健康診断のすすめ

ペットの健康診断で病気の予防を!

ペットの健康診断、していますか?
25年間で犬の寿命は1.5倍、猫の寿命は2.3倍に延びました。
病気の早期発見・早期治療のために、定期的な健康診断をオススメします。

健康診断を受ける目安

健康診断は、まだ小さいうちから受けておくことをおすすめします。
年齢を重ねるほど体の心配は増えますが、若い時でも病気が発症することもあり、若い時のほうが病気の進行は早いと言われているので、早期発見が大切です

ワンちゃん、猫ちゃんは1 歳でおよそ20 歳になりますが、その後1年過ぎるごとに人間で考えると約4歳、年をとります。
血液検査などを含んだ本格的な健康診断を受ける頻度は、パピー~アダルトは最低1年に1度、シニア期に入ったら半年に1度が理想です。

 

健康診断の内容

血液検査

ほんの少しの血液で、体の中で今起こっていることがいろいろ分かります。
栄養状態や貧血の有無、感染症にかかってないか、腎臓や肝臓の状態、その他身体に必要な成分の過不足等。血液検査の項目にもよりますが、簡単なもので3千円程度、詳しいもので8千円程度。

超音波エコー検査

動物に苦痛を与えず簡単にすぐできる検査で、体の中に異常な液体が貯まっていないか、腫瘍などができていないか、また心臓のリアルタイムの動きや形態の異常を知る事ができます。
超音波ゼリーを塗るため腹部の毛をそることもあります。小型犬5千円、大型犬1万円程度。見る場所によって費用が変わります。

X線検査

もっとも重要な検査の一つで各臓器の形態、大きさを診たり腫瘍や心臓の状態、骨の異常を調べます。
また造影剤をあわせて使用すると胃や腸や脊髄や膀胱の細かい箇所の診断も可能になります。
小型犬5千円、大型犬1万円程度。撮った枚数によって費用が変わります。

内視鏡検査

胃カメラの事で食道や胃、腸の一部を細かく観察でき、場合によっては異常な部分をマジックハンドのようなものを使い採取します。
それを細かく検査し、さらに精密な診断も可能です。

心電図、心音図検査

心臓の活動を電気的に診る検査で主に心臓の肥大の程度と不整脈を診断します。
また心音図は心臓からの異常音(心雑音)の診断に威力を発揮します。

便・尿検査

尿検査では蛋白、ブドウ糖、潜血、PHなど 検便では虫卵、原虫、各種細菌などを調べ、寄生虫の有無や結石になりやすいかどうかが分かります。
千円から2千円程度。

ネコウイルス検査

猫の感染症の中で特にその名前を耳にすることが多い、猫エイズウイルス感染症(FIV)や猫白血病ウイルス感染症(FeLV)に感染しているかを検査することができます。

歯石除去

3歳以上のワンちゃんや猫ちゃんの約8割は歯周病を発症していると言われています。
歯周病は歯垢や歯石に含まれる細菌により炎症を起こす病気で、ワンちゃんは人の約5倍の速さ(3~5日)で歯石がつくので歯周病にかかりやすいです。
歯周病が進行すると歯の周りの組織が破壊され、歯がグラグラしたり膿が出てきたり、口臭もきつくなります。
また細菌の出す毒素が血液中に入り、全身性の病気(肝臓病・心臓病・腎臓病など)を引き起こすことがあると言われています。

大切な家族の歯や歯肉を守るために、歯垢や歯石が蓄積しないよう心がけましょう。
普段から歯磨きをしてあげるのがベストですが、ついてしまった歯石はしっかりとってあげましょう。
口腔内の環境もよくなり病気の予防など、効果が期待出来ますので3ヶ月に1度の口腔内チェックが理想です。

一覧に戻る