良いペットフードの選び方は?

2018/05/29

ペットフードを選ぶ時に注意すること

犬や猫の固体に適した良いペットフードを選ぶには、ラベルから必要な情報を得て比較検討しましょう。ペットフードのラベルのどこを読めば良いのか、そこから何がわかるのか、どのような点に注意をすれば良いのかをまとめました。

ペットフードの表示パネル

ペットフードのパッケージには、ペットフードを選ぶために必要な情報が多数記載されており、主要表示パネルと情報表示パネルがあります。
主要表示パネルには「犬用または猫用と使用目的」、「製品名」、「賞味内容量」、そして情報表示パネルには「保証分析値」、「原材料名」、「栄養適正表示」、「給与方法」、「製造者または輸入、販売業者の名称」を記載することがAAFCOにより義務付けられています。
日本では、農林水産省が「愛玩動物用飼料の成分規格に関する省令」で「犬用または猫用がわかる製品名、原材料名、賞味期限、製造業者、輸入業者または販売業者の氏名または名称及び住所、原産国名」の表示を、ペットフード公正取引協議会が「ペットフードの目的、内容量、給与方法、成分」の表示をそれぞれ義務付けています。

AAFCOとは

米国飼料検査官協会のこと。
ペットの健康とペットフードの安全性を確立するため、その製造にあたって栄養や安全性の基準を設ける団体は数多くあります。このような団体は、それぞれの国や地域で異なる基準や規制を設けていますが、世界的に最も権威があるのはAAFCO(米国飼料検査官協会)です。AAFCOは栄養基準だけを設けている団体であり、保証機関ではありません。

ペットフードを選ぶ時の大切なポイント

1:犬用(または猫用)の総合食かどうかを確認する

毎日主食にするには、総合栄養食を選びましょう。犬用または猫用で、AAFCOの定める栄養基準を満たしている場合は「総合栄養食」(complete and balanced)と記載されています。缶詰やパウチには、見た目が類似していても総合栄養食ではないフードが存在します。特に、猫用フードには多いので、しっかりラベルを読みましょう。このようなフードの長期給与は栄養の過不足を生じて健康を損ねる、偏食になり病気のときのフード移行が困難になるなどの不都合を生じることがあります。

2:用途表示を確認する

現在のライフステージやライフスタイルに応じて、個体に適した栄養バランスのフードを選びます。室内飼育用、体重管理用、パフォーマンス用など多様な使用目的の製品が販売されており、それぞれに執拗な栄養校正や機能性成分などが使用されています。

3:製品名を読む

犬や猫の食事管理で最も大切な、タンパク質源が何であるかを確認します。AAFCOでは25%ルールが一般的で、原材料の25%以上を占める使用原材料を製品名として使用することができます。たとえば、鶏肉が25%以上なら製品名は「チキン」、ラムと米で25%以上であれば「ラム&ライス」のように表示できるのです。またペットフード公正取引協議会の規約では、5%以上使用している原材料であれば製品名として使用できます。そのため、製品名と原材料は合わせて読み取ることで、使用されているタンパク質源を確認することが大切です。特に、食物アレルギーがある場合は、製品名だけで選ぶと原材料にはアレルゲンとなるタンパク質が含まれていることもあり得るからです。「チキン入り、チキン風味、チキン味」といった表示の場合は、チキンは犬や猫が臭いを感じる程度の3%以下(AAFCO基準)または5%以下(ペットフード公正取引協議会基準)であることを意味しています。

4:使用原材料を確認する

原材表示から、タンパク質源、炭水化物源、脂肪源、食物繊維源を確認します。3大栄養素がエネルギー源としてペットフードを構成し、また食物繊維が消化吸収に関わるからです。特にタンパク質は、肉食動物である犬や猫にとって最も重要な栄養素です。一般的に、動物性タンパク質は植物性タンパク質よりも消化吸収が高いため、ドライフードでは原材料の最初から2番目まで、ウェットフードでは最初に動物性タンパク質源が記載されていることを高品質な総合栄養食選びの目安とすると良いでしょう。

5:保証分析値を確認する

保証分析値を読むことで、そのフードの栄養構成や栄養特性を知ることができます。栄養構成を知るには、粗タンパク質、粗脂肪、粗繊維、粗灰分、水分含有量をチェックします。総合栄養食である限りAFFCOの栄養基準を満たすように配合されていますが、その配合率はライフステージやライフスタイル以外にも製品ごとに異なるため、個体に適したペットフードを探すためにはそれらを比較することが重要なのです。「粗~」とは、分析方法の違いによるもので、質を表すものではありません。また、AAFCOの基準では粗灰分の記載義務がないため、海外製品では粗灰分の記載がない場合があります。

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