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ビフィズス菌|腸内に最も多く棲んでいる善玉菌

ビフィズス菌は乳酸菌とは違う

乳酸菌と並ぶ善玉菌の代表格に、ビフィズス菌があります。ヨーグルトなどに「ビフィズス菌入り」と書いてあることも多いので、私たちにとってはなじみのある菌ですね。「ビフィズス菌=体に良い」と認識している人も多いでしょう。確かにそのとおりです。しかし、ビフィズス菌と乳酸菌を混同している人も多いのではないでしょうか。実は、この2つは違うものです。その違いを簡単に説明します。

乳酸菌とビフィズス菌の違い

乳酸菌は酸素があってもなくても生きられる通性嫌気性細菌です。主にブドウ糖をエサとして、50%以上の乳酸を産生します。球状または棒状の形をしており、現在までに26属、400種以上の種類がいることが分かっています。

 

一方ビフィズス菌は、ビフィトバクテリウム属という種類に属する菌の総称で、酸素があると生きていけない嫌気性細菌です。おもにオリゴ糖をエサとして乳酸や酢酸を産生します。嫌気性細菌なので、小腸にはほとんど存在せず、酸素のない大腸に棲んでいます。また、Y字状や枝分かれしたものなどさまざまな形をしています。40種が発見されていますが、人の腸内では6~7種が検出されています。ビフィズス菌のなかで代表的な菌は、ビフィダム菌、ロングム菌、アドレスセンティス菌などがあります。

 

このように、乳酸菌とビフィズス菌は、似ているようでまったく違う特徴を持っているのです。

ビフィズス菌が腸内環境を左右する

このように、性質に違いを持つ乳酸菌とビフィズス菌ですが、性質よりも注目するべきはその勢力の差といえるでしょう。人の腸内に常在している乳酸菌は、便1グラムあたり1000万~1億個。それに対し、ビフィズス菌は便1グラムあたりに100億~1000億個もいるのです。その数、なんと100倍~1万倍にもなります。その数の多さをみても、ビフィズス菌がいなに腸内環境に大きな影響いを与えるかがわかるでしょう。

 

ビフィズス菌の働きは、腸内環境を整えること、消化吸収を助けること、免疫力を調整すること、ビタミンB群やビタミンを合成することなどが知られています。ビフィズス菌はもともと人の腸内にたくさん存在しているため、とても安定しています。ビフィズス菌がどのくらいいるかは、腸内環境がどうなるかのカギを握っているのです。

ビフィズス菌はオリゴ糖と一緒に摂りましょう

ぜひ、乳酸菌と一緒にビフィズス菌を摂るようにしましょう。ヨーグルトなどでビフィズス菌を摂るときは、そのエサとなるオリゴ糖を一緒に摂ることをおすすめします。オリゴ糖の代表的なものは玉ねぎやゴボウに含まれる「フラクトオリゴ糖」。オリゴ糖の甘味料も市販されていますから、砂糖代わりに使うのも良いでしょう。オリゴ糖にも腸の蠕動運動を促す作用や、血糖値の上昇を抑える効果があります。

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