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猫に腎臓病が多い理由は?

猫が腎臓病にかかりやすい理由

なぜ、猫に腎臓病が多いのか?
腎臓は、老廃物を尿により排出する役割を持っていますが・・・
そもそも猫は腎臓をはじめとする泌尿器系が強くありません。
水分摂取量の少ない猫は、尿が濃く、腎臓や泌尿器系の病気にかかりやすいのです。

猫が腎臓病にかかりやすいのは・・・
猫は、元々砂漠などの乾燥した地域に住んでいた動物です。
そのため、水を多量に摂る習性があまりなく、
ネズミや鳥などの小動物を食べることによって、
それらの体内に含まれる水分を取り込むよう進化してきたからです。

本来食べるネズミや鳥に含まれる水分は70~85%です。
しかし、ドライフードに含まれる水分量はどうでしょう。
猫を飼われている方は、フードパッケージの裏面を見てみてください。
メーカーによって異なりますが、7%から多くても12%程度ではないでしょうか。

腎臓が弱く、水分摂取量の少ない猫が、水分が殆ど含まれていない食事を何年も続ければ、水を使って老廃物を排出している腎臓の機能が低下してしまうのは当然のことなのです。

腎不全|猫の死因1位

慢性腎不全は、6歳以上の猫に多く、腎臓の組織が少しずつ破壊され機能不全に陥ります。
猫の死因の中でもっとも多いのが慢性腎不全です。
慢性腎不全の症状が悪化して尿毒症に陥ると、全身の臓器にさまざまな障害が引き起こされ死に至ります。
また、慢性腎不全の症状が突然悪化して、急性腎不全に陥る場合もあるのです。

猫の慢性腎不全は、少しずつ少しずつ進行します。
そのため、目に見えて症状が現れるのはかなり進行してからになります。
飼い主がいち早く気づいてあげられたらいいのですが、大変難しいことだと思います。
一見すると普通に見えても、症状がかなり悪化しているケースが多いのです。

腎不全の主な症状としては・・・

  • 水をたくさん飲むようになった
  • おしっこの量が増えた
  • 便秘になった
  • 食欲がなくなってきた
  • 毛づやが悪くなった
  • 体重が落ちてきた
  • 嘔吐するようになった

   などがあります。

少しでも普段と様子が違うと思ったら、手遅れにならないように、
早い段階で動物病院での検査および治療を行うことです。

塩分を制限して腎臓病を予防しましょう

猫の老化を予防することは慢性腎不全を予防すること、と言っても過言ではありません。
猫の飼い主が出来ることは、適切な食事を与えることです。

猫が腎臓を痛める最大の要因が、塩分の摂り過ぎ。
慢性腎不全を予防する方法は、塩分を制限した食事しかありません。

味覚にうるさいネコ族のことですから、塩気の強い味に慣れると、もう後戻りはできないのです。
体の大きい哺乳動物の一員である人間なら、腎臓もそれなりに丈夫なのですが・・・
たった数キロの体重しかない猫の体には、人間の好むような塩気は、とんでもない濃さです。
それに食事が塩辛くても、ネコは食後に多量の水を飲んで塩分濃度を調整することはしないのです。

ネコに『水を飲め』といっても飲むはずもなく、そんな生活を毎日繰り返していれば、元々弱い腎臓はいずれパンクしてしまうのは当然のこと。

腎臓が捨てるゴミの元になる「おいしい物」をできるだけ与えず、「シニア用」や「腎臓対策」の食事と水だけで生活するように、老猫になる前から徐々に食生活を改めるべきです。

知恵のついた老練なネコほど、気に入らない食事には口をつけません。
気付かれないように少しずつダマシダマシ変えていく必要があります。

多くの猫はグルメです。
食べてくれない場合は根気比べになります。

・同じものをずっと与える
・食事時間を決めて、食べなければすぐ片付ける
などを根気強く続けてみてください。

また、ドライフードを与える際は、少し工夫してみてください。
 ・お湯でふやかして与える
 ・缶詰を混ぜるか、手作りごはんにする
  (手作りなら自然に水分量を増やすことができます。)

猫にも個性がありますから、その子にあった塩分管理方法を根気強く続けていきましょう。

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