ハス|蓮バランスアルファの原材料
このコーナーは、「蓮バランス」の原材料の一つ「ハス(蓮)」について、その歴史、効果・効能を優しく解説するページです。
蓮(ハス)の【歴史・由来】
インドでは、紀元前3000年からハスが食用とされていただけではなく、宗教などにも深く関わっていると考えられ大切にされてきました。
古代中国では、ハスの実は松の実やクコの実などと同様に健康食品として用いられ、皇帝への貢物として使われていました。
蓮(ハス)の歴史はとても古く、約1億年前には地球上に出現していたとされています。
日本でも約2000年前の弥生時代の地層からハスの実が発見されていることから、古くから親しまれていた植物であったと考えられています。
ハスの実がつく花托が蜂の巣とよく似ていることから「蜂巣(はちす)」と呼ばれていましたが、その後、蜂巣が略されてハス(蓮)と呼ばれるようになったと言われています。
強い生命力を持つ蓮(ハス)
ハスの実である種子は千年以上も発芽力が消失しない程、強い生命力を持っているといわれています。
1951年(昭和26年)関東学院大学の大賀一郎博士は、2000年以上前の地層から発見した蓮の実を発芽させました(この大賀ハスは今でも東京都町田市で鑑賞することができます)。
また、埼玉県行田市の小針沼や小崎沼や付近の田んぼでは、長く種のまま地中に置かれていた蓮が、第二次大戦後に急に芽吹き、以降自生して今日に至っています。
蓮(ハス)の【効果・効能】
漢代中国の薬事書「神農本草経」では万病の薬として、心身ともに軽やかにし、生気躍動せしめるものとされ、「本草拾遺」には、百年を経た実を食すると「髪黒くして老いず」とあります。
「蓮」が長寿健康の秘薬として珍重されたのは、実際に「蓮」の実が長寿であったからです。
薬草としての蓮は、利尿・止血・精神の沈静・腰痛・痔疾・結核の喀血・腫物等に効果があるとされました。
蓮(ハス)には精気増進の効があるとされ、中国では長く歴代の皇帝が常用し、多くの女性を御することにその効能を現したとされています。
太平天国の洪秀全(1814年~1864年)は、蓮を煎じたものだけで同時に80名の女性を喜ばせたとあります。
蓮は、葉・レンコン・雄蕊・花托・花・実のすべてが薬草として用いられましたが、やはり実の力が一番だったようです。