ビワ(びわ/枇杷)|バランスアルファの原材料

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このコーナーは、「バランスアルファ」の原材料の一つ「びわ」について、その歴史、効果・効能を優しく解説するページです。

びわの【歴史・由来】

「びわ(ビワ/枇杷)」はバラ科の植物で、中国原産の長い歴史を持つ果実です。

 

日本では千葉県以西、太平洋側の温暖な地域に分布し一年中その葉に緑を蓄える非常に生命力旺盛な植物です。

 

お釈迦様の時代から「びわ」には優れた薬効があることは知られていました。

 

古いインドの教典の中には、びわの木を「大薬王樹」(薬草の王様)、びわの葉を「無憂扇」と記載されていて、様々な薬効があることで重宝され、万能薬として用いられていたようです。

 

日本には、奈良時代に中国を経て仏教とともに伝わり、1家に1本びわの木を植えておけば内臓の病気から怪我まで治してくれると言われ、民間薬として用いられてきました。

 

びわの効果・効能

江戸時代にはビワの葉を煎じた枇杷葉湯は健康飲料のトップブランドで、庶民の間で愛飲されていました。

 

ビワは消炎効果が高いので、葉を煎じたり、種を焼酎漬けにしたりして保存し、様々な痛みの湿布薬として使われていたようです。

 

びわの葉は、良質な有機酸の宝庫といえます。

 

良質の有機酸は、消化酵素ペプシンの働きを助けタンパク質の分解を促進し、胃腸の消化・吸収機能を向上させてくれます。

 

吸収された有機酸は体内でアルカリ性に働き筋肉の緊張をやわらげ、血液の循環を向上、疲労回復、老化防止に役立ちます。

 

さらに、びわの葉には解毒作用のあるタンニンや、コレステロールを洗い流して、血液をサラサラにするサポニン、疲労回復に効果的なビタミンBが含まれています。

びわの種で肝機能改善

ビワの種から抽出したエキスに肝細胞の硬化(線維化)を防ぐ強い働きがあることが、高知医大付属病院薬剤部の「細胞の線維化メカニズムに関する研究グループ」の研究で分かりました。

 

線維化を促進する活性酸素を抑える効果があるためで、エキスを投与した動物実験では1週間で肝機能が改善されたとのこと。

 

肝細胞の線維化は肝硬変や肝臓がんを引き起こす原因の一つといわれ、臨床研究での成果が期待されます。

 

西岡教授によると、ビワの種を使った研究は7、8年前から開始。

種を丸ごと乾燥させてつぶし、アルコールなどでエキスを取り出した。

エキスを遠心分離した結果、コレステロール溶解作用を持つリノール酸やリノレン酸、高脂血症の改善作用があるβ―シトステロールなどの成分を確認した。

 

また、薄めたエキスに試薬を入れて分析したところ、活性酸素を抑制する強い「抗酸化作用」も見られた。

 

人為的に肝機能障害を起こさせたラットにエキスを投与する実験では、肝炎の指標になる血中のAST(旧称GOT)値やALT(同GPT)値、肝細胞の変化(肝線維化率)を分析。

 

一週間後、エキスを投与したラットは非投与ラットに比べ、AST値が48%、ALT値で39%それぞれ改善し、肝線維化率も半減していることが分かった。

 

西岡教授によると、ビワの種のエキスはアルコール性肝障害の治療などにも有効とのこと。(2002年12月05日 高知新聞より)