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狂犬病について教えてください

狂犬病は人獣共通感染症

狂犬病の予防接種を受ける犬

「狂犬病なんて、なくなったんじゃないの?」と反論されそうですが、これはウソです。

 

確かに日本国内では、1957年以降、狂犬病の発生数ゼロが続き、怖がれなくなりました。

 

ただ、狂犬病が撲滅されたのは日本やイギリスなど、限られた島国だけに限られていて、依然、世界中で多発しています。

犬だけとは限らない狂犬病

狂犬病は犬は「イヌだけ」と思っていませんか?

 

これもウソです。

 

イヌだけが感染源というわけではないのです。

 

海外渡航が日常化して、輸入ペットも急増しているいま、むしろ危険性は高まっているのです。

 

狂犬病が日本国内に持ち込まれている可能性があり、拡散を防ぐためにもワクチンの接種は重要なのです。

 

狂犬病に対して、医師や動物医療関係者の関心が薄らいだぶん、ほかの病気と誤診されたり、適切な検査を受けないまま患者が埋葬されたりしている恐れもある、と指摘する専門家もいます。

輸入狂犬病に注意

実際に、アメリカでは、海外から持ち込まれた輸入狂犬病が増えているそうです。

 

猫、サル、リス、アライグマ、キツネ、スカンクなど。

 

鳥類は大丈夫ですが、コウモリは危ないそうです。

 

外国に行くと、リスなどが寄ってくることがあります。

 

つい「かわいい!」と手を差し出しがちです。

 

感染の恐れ低くても、もし噛まれでもしたら面倒なことになります。

 

噛んだ動物が狂犬病をもっていないと確認されない限り、現地の医療機関を受診して、狂犬病ウイルスを含めた感染症予防策を相談したほうがいいです。

 

狂犬病の潜伏期間は、10日から1年以上とさまざま。

 

いったん発症すれば、ほとんどが死にいたるだけに、その間、不安にさらされることになります。

狂犬病のワクチン接種は飼い主の義務

1992年、フランスを旅行していた日本人男性が、野良犬に足を噛まれたました。

 

そのまま旅行を続けましたが、噛んだ犬が狂犬病とわかり、現地でワクチンと狂犬病免疫グロブリンを注射のうえ、帰国後も数回ワクチンを接種し発病を免れたことがあります。

 

とりわけ東南アジアやインドは狂犬病の多発地帯です。

 

この地域に長く滞在する場合は、事前にワクチンを接種しておいたほうが無難だと思います。

 

観光旅行でも野生動物と遭遇することが予想されるなら、素足が露出する短パンやスカートは避けたほうがよいでしょう。

 

狂犬病ウイルスは動物の唾液から感染するので、直接噛まれると危険が高くなります。

 

狂犬病は恐ろしい病気ですので、飼い主の最低限の義務として、狂犬病のワクチン接種は守ってください。

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