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皮膚糸状菌症(白癬)について

皮膚糸状菌症について教えてください

皮膚糸状菌とは

皮膚糸状菌症とは、皮膚の角質を特に好む真菌(カビの仲間)による皮膚炎のことです。カビ(真菌)が猫や犬の皮膚や毛に付着し増殖することで、顔面をはじめ全身に小さな円形の軽い痒みをもつ脱毛を発症します。

皮膚糸状菌の原因

原因は皮膚糸状菌というカビ(真菌)で犬小胞子菌が代表的です。人では水虫に代表される「白癬」も皮膚糸状菌の一種ですが、犬や猫に多くみられる種類とは全く同じものではありません。

皮膚糸状菌症の特徴

通常は若い猫に多い病気ですが、最近では5、6歳以上の年齢の高い猫でも発症します。このような猫では栄養、免疫、ホルモン異常などの病気が隠れている恐れがあります。皮膚糸状菌は、犬にも感染します。人に感染すると痒みのあるリング状の皮膚炎を起こします。

 

範囲が広がると他の皮膚炎と肉眼的に区別するのが難しくなることがありますが、毛を刈るとリング状の皮膚病変がはっきりと分かります。フケが多く、カサブタがみられるのも皮膚糸状菌症の特徴です。

皮膚糸状菌皮膚糸状菌症の予防

感染した猫はゲージにいれ、他の同居猫や犬との接触を避けます。猫が触れた場所に菌が付着することがあるので、普段のまめな掃除や消毒が大切です。消毒のための薬液は獣医師と相談して入手するとよいでしょう。

皮膚糸状菌症の治療

皮膚糸状菌症の治療は、シャンプーや抗真菌剤を外用、もしくは内服が行われます。被毛に菌が感染しているので、重症の場合には患部あるいは全身の毛を刈るのが効果的です。

 

薬浴剤での洗浄も有効ですが、嫌う猫が多く、治療には数ヶ月かかります。完治の目安は、脱毛箇所からしっかり毛が生えてくることです。うっすらとしか毛が生えてきていない場合、病原体が残っている可能性があります。

 

完全室内飼いの猫の場合は、完治後の再発はほとんどみられませんが、発症時の菌が猫のベッドやおもちゃに付着している場合もあるので、猫のグッズは塩素系の薬剤で消毒するか、できない場合は処分する必要があります。

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