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犬にキシリトールを与えても大丈夫ですか?

犬にキシリトールは危険

キシリトールは、歯の健康維持に役立つ食品の関与成分として、ガムなどに代替甘味料として用いられています。私達が食べる、いちごやレタスにも微量ながらキシリトールは含まれています。

キシリトールは、糖アルコールで、虫歯菌の栄養源にならず、歯の脱灰の再石灰化を促進するといわれていますが、犬は元々虫歯になりにくく、歯周病では口腔内掃除や咀嚼による予防の方が重要となるため、あまりおやつなどに含まれていても意味がないようです。

また、キシリトールは、難消化成分であるため、一般の糖質甘味料よりエネルギー源になりにくいように思われがちですが、人間の場合でも、キシリトールは肝臓経由で代謝されて、解糖系や糖新生経路に合流してエネルギー源になります。1グラムあたりのエネルギー量は3kcalあります。

キシリトールで犬は低血糖状態になる

犬がキシリトールを含む食品を大量に食べて低血糖を起こした中毒事例の報告がアメリカであります。これは、犬がキシリトールを摂取したことによりインスリンが多量に分泌され、その結果血糖値が急に低下したことによるもので、かなりの微量であっても症状が出ると言われています。キシリトールという成分は人間の体内に入ってもインスリンは分泌されませんが、犬の場合は真逆で、多量のインスリンを分泌してしまうのです。

犬の中毒例の報告があって以来、キシリトール入りの製品は売り場から回収されたり、キシリトールに変わる成分を含む製品の開発も行われています。人にとって健康によい食品、成分であっても必ずしも動物にとってもよいとは限らないため、まず、有効性よりも安全性を重視するようにしましょう。安心・安全のためには、やはり犬にキシリトールは与えない方がよいでしょう。

キシリトール入りの食品はガム以外に、のど飴やチョコレートなどにも使われていることがありますので注意が必要です。犬が口にすることがないよう、保管場所に気をつけてください。

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