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犬の肛門腺絞りは必要ですか?

肛門腺とは

犬同士がおしりのにおいを嗅ぎあっているのを見たことがありませんか?
犬には肛門腺という器官があり、そこから出る分泌液のにおいを嗅ぐことで、相手の情報を得ているからなのです。

肛門腺とは人にはない器官で、強烈なにおいのする分泌液を出します。
その分泌液を通して相手の情報(年齢・健康状態・相手がメスであれば、発情期か、等)を得る事ができます。
この分泌液のにおいは、人間の指紋のようにみんなそれぞれ違うのです。

肛門腺絞りとは

かつて犬たちがまだ野生の暮らしをしていた頃、分泌液は生きていく上でとても重要なものでした。
強烈なにおいを噴射することで、テリトリーを示したり、外敵から身を守ったりする役割がありました。
しかし、犬がペットとして人間と一緒に暮らすようになった今では、分泌液を噴射する必要がなくなり、押し出すために使われていた筋肉が弱まっていったと言われています。
そして、分泌液を排出出来ずにそのまま放っておくと、肛門腺が炎症を起こしたり、破裂してしまう場合があります。
そうならない為に、定期的な分泌液の排出が必要なのです。

肛門腺の絞り方

肛門腺は肛門の左右に一つずつあり、肛門嚢という袋に分泌液を溜めています。
お尻の穴が時計の中心だとすると、「4時」と「8時」の方向にこの肛門嚢があります。
その位置を親指と人差し指を使って挟み、軽くもんであげるとふくらみが確認でき、分泌液が出やすくなります。
ふくらみをつまみ、下から上に向かって絞り上げるように押し出します。
コリコリしていたらまだ分泌液が残っています。肛門周りがフニャフニャになるのを確認したら、キレイに拭き取ってあげましょう。

肛門腺絞りの頻度は?

1ヶ月に1回程度絞ってあげると良いでしょう。分泌液が溜まると、床にお尻を擦りつけたり、尻尾を追いかけたり、肛門を舐めたりします。
愛犬の行動をこまめにチェックするようにしましょう。

肛門腺絞りの注意点は?

絞った際に分泌液が勢いよく飛び出す場合がるので、覗き込まず顔を少し離した方が良いでしょう。
また、嫌がったり、痛がったりする場合は無理に行わず、動物病院でお願いしたり、トリマーさんに頼むことをお勧めします。
また、出た分泌液の色は確認してください。
血が混ざっていたり、緑色をしていたら化膿や炎症を起こしている場合がありますので、動物病院で診てもらいましょう。

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